2024引退ブログ 4年 17 田中 翔大郎 「今、想うこと」
東京科学大学物質理工学院材料系4年の田中翔大郎と申します。
旧・東京医科歯科大学との統合を受けてこの10月に変更されたばかりの新名称にもまだまだ違和感を覚えます。早く慣れていきたいものです。
先日、リーグ戦最終節を区切りに部活を引退し、日々の生活からサッカーが一気になくなった状況に対して困惑しています。今回は引退ブログということで、今までの想いをここに書き記したいと思います。自分でも頭の中を整理できず、拙い文章になってしまいましたが、お付き合いいただければ幸いです。
まず、簡単に自己紹介します。サッカーを始めたのは小学4年生のとき、当時住んでいた名古屋の小学校で部活に入ったときです。つまり、サッカーは10年近く続けていることになります。親の仕事の都合で東京に引っ越してきた後、地元の公立中学、そして公立高校に進学し、部活でサッカーをやってきました。中学、高校ともに強かったわけではなく、高校最後も総体支部予選1回戦であっけなく敗退し、そこで引退しました。そして、空白の1年を経て、東工大に入学しました。大学でもサッカーをやりたいと考えていたので、練習参加したその日に入部を決め、そこから私の大学サッカーは始まりました。
この4年間を振り返ると、大学サッカーは上手くいったものではありませんでした。
リーグ戦のメンバーにはあまり絡めず、多くの時間をBチームで過ごしました。3年生の頃はチームが試合をしているとき、同日に他会場で審判をやることも少なくなかった。メンバーに入れなかったとき、最初は感じていた悔しさも段々と薄れてしまい、ついには何も感じなくなっていました。
それでも、試合で活躍する仲間の姿を見るのは楽しかった。外から見ていても簡単な試合などなかったから、勝利したときは心底嬉しかった。それまでは自分が出場していない試合の結果など興味を持たなかったので、その変化に自分自身驚いていました。また、チームにおいて周りのことが見えるようになり、仲間の努力や良いプレーに気が付くことができるようになったなと思ったのもこのときくらいからでした。自分の中で様々な変化を実感することができましたが、肝心なサッカーでは思うような結果が出せず、不甲斐ない日々を過ごしていました。
ラストイヤーとなった、4年生。
3年生で引退する選択肢もあるなかで、最後までサッカーをやることに迷いはありませんでした。それはサッカーが好きだからです。ただ続けるからには、なにか現実的な目標が欲しかった。そのとき私は、サタデーリーグに焦点を合わせることにしました。サタデーリーグとはサテライトリーグではあるものの、参加大学は都1部や関東3部に所属するような格上チームが多く、東工大は過去のサタデーリーグで大量失点・無得点で敗北することも多かった。そのサタデーの試合で勝利を収める、そして自身が得点することを今年の目標にしました。
結果は8試合戦って1引き分けを除く、他全敗。まったく結果を出すことができませんでした。しかし、大量失点する試合は少なくなり、惜敗する試合が多くなりました。これはチームとして粘り強く戦うことができるようなった、成長だと思います。個人としては、出場試合において得点機会はあったので、そのチャンスをしっかり決めきることができていれば勝利できていた可能性もあり、申し訳なく思っています。ごめんなさい。
後輩たちには、是非サタデーで結果を出して、チャンピオンシップに進んでもらいたいなと思います。
結局、最後までサッカーで結果を残せなかったことは心残りです。
それでもこの4年間は私にとってかけがえのない時間になりました。
思い返せば、リーグ戦の試合や日々の練習にさえも様々な思い出があります。それは、面白かったこともあれば、悔しかったこともあります。ただ、その一つ一つが自分のなかで宝物になっており、忘れることはないでしょう。いつか年を取って皆で集まったときに馬鹿話できたら最高です。
東工大サッカー部でサッカーをできたことを人生の誇りに思います。
最後に、これからも東京科学大学サッカー部を応援よろしくお願いします。
田中 翔大郎